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「スカイラインGTR第二世代デザインのついて考えてみる、、、エピソード7」

 こんにちは。横浜山手のヴァルキリー・アーチーのG鈴木です。少しの間、ブログの方が空いてしまいましたが、梅雨もようやく終わり、真夏真っ只中になりましたね。本日はまた前回に引き続き、「スカイラインGTR第二世代でデザイン」、R33とR34とありますが、今回は先にR33から先に語らせていただきたいと思います。

R33と言うこのモデルは、当時の商品主管(代表責任者)は伊藤修令さんから渡辺衝三さんに世代交代され、単にスポーツ性能を上げる事だけでなく、室内の広さの確保をメインにロングホイールベースの搭載やアクティブLSD等、他にも新しい幾つかのデバイスが装備されていました。一言で言いますと「大きく重たくなってしまった」という印象があります。

前モデルのR32があまりに偉大でありながら、レースで勝つために作られたモデルであったので、このR33に関しては世間の車好きからは絶対評価が低かったのは周知の事実で間違いはありません。しかしながら、私個人の見解から、深く掘り下げさせていただきますと「BCNR33」に関しては歴代のスカイラインやGTRと比較しましても、当時最も新しいスタイルの領域に開発者が踏み切ったいたと強く感じるのです。


スカイラインと言えばハコ型のイメージですが、R33に関しては全体的に緩やかな弧を描くつつ、丸みを帯びたシルエットとなっています。とは

言え、一つづつの、例えばパーツ先端等のアプローチは前モデルとほぼ同じであり、新しい側面を持つぜサインとR32で培ったデザインの処理の融合型という見方が正しいのかもしれませんね。個人的な思いとしては、このデザイン方向の持つ意味は非常に大きく感じまして、実際R32との性能比較をしてみましても、サーキットやゼロヨンタイムなどはR32の性能をかなりのレベルで凌いでいます。

 また後のスポーツカーのお手本となるロングホイールベースアプローチは、最も有効性があり、かつ、この時代のトレンドに流されていないコンテンツを持った非常に優れたスポーツカーと言っても過言ではないと考えます。特に空力、ダウンフォースを考えたフロントリップやリアウイングのデザインはR32とは全く違う考えの方向性を持ったいますし、またスポーツカーしながらも、どこかグランツーリスモ的な雰囲気が漂っていたため、この辺りがコアなGTRユーザーの心を掴み切れなかったのではないでしょうか?



そんな中で、歴代スカイラインGTRの中でもルマンに参戦し、善戦する等、また全日本GT選手権でチャンピオンを取っている実績をきちんと持ち、様々な意味を兼ね備えていたBCNR33は異色ながら非常に幅広いニュアンスを持つ、GTRであると感じます。次回は、現在、世界的人気上昇中のBNR34についてお話しさせていただきたいと思います。長々と愛読して頂き、ありがとうございました。  

                                                                                                                Valkyrie  Archie G鈴木

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